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そそり立つ巨岩群
国内屈指の渓谷美
御岳昇仙峡
山梨県甲府市・甲斐市

201799日更新
高さ約180mの覚円峰をはじめ、
仙娥滝石門など巨岩が織りなす一級の峡谷美。
四季折々の美しさも際だつ。
県庁所在地の中心街から近い一級の景勝地という点も希少。
国の特別名勝。






長潭橋
今回、昇仙峡歩きの起点は長潭橋(ながとろばし)。
風景をより楽しめる上りのフルコースだ。
途中の「グリーンライン昇仙峡」バス停付近までは一般道だが、
車両一方通行(土日祝日は車両通行止め)規制で、散策でも昇仙峡を楽める。
その先は遊歩道となる。全行程約4.5km。
長潭橋は1926(大正14)年竣工、県内最古のコンクリートアーチ道路橋。


遊歩道入口

遊歩道入口付近の渓谷
長潭橋から「グリーンライン昇仙峡」バス停付近までは約3km、約45分。
売店のおばさんから散策図を貰った。
ここから、様々なものに例えた奇岩が続くようだ。

大砲岩
すぐ見えてきたのが大砲岩
確かに大砲のような形に見える。うまいネーミングだ。

オットセイ岩
次に、オットセイ岩。オットセイが日向ぼっこをしているように見えた。
トーフ岩猿岩ラクダ石松茸石五月雨岩などいろんな岩が次々と。
一番見事に感じたのは「松茸石」。笠も軸も「巨大マツタケ」そのもののでき具合。自然の力、恐るべし。

松茸石

松茸石近くの流れ


愛のかけ橋
そして、「愛のかけ橋」という吊橋。
ここを男女で渡ると、愛が結ばれるという伝説があるという。
対岸には道がないので、「往復」という感じになる。
さらに上流、有明橋から五百羅漢のある羅漢寺経由で羅漢寺橋へ周遊するコースに向かうが、
コースらしき道は草生していて不安になったので引き返し、羅漢寺橋へ向かう。
この間に烏帽子の形をした奇岩・エボシ石がある。


羅漢寺橋
羅漢寺橋を渡り、羅漢寺の境内へ。
開基八百余年の寺で、かつては羅漢寺山の中腹にあった。
昇仙峡という神秘的な場所における修験道場だった。

羅漢寺入口

羅漢寺本堂
寺には日本最古の木像・五百羅漢像が安置されている。
弘法大師作とされ、当時は彩色もされていた。
長い年月で、火災や老朽で失われたものも多いが、現在でも154体が残っている。

五百羅漢堂

五百羅漢像

「グリーンライン昇仙峡」バス停付近からは遊歩道となり、石門まで徒歩約20分。
入口には土産物店や飲食店が立ち並び、客引きの姿もある。

覚円峰
昇仙峡一の景勝地・覚円峰(かくえんぽう)が見えてくる。
約180m直立する花崗岩の奇景。まさに、深山幽谷。
急峻で迫力があり、渓谷から見上げることができる。
覚円という僧侶が岩頭で修行したことが名の由来。
ちなみに、岩頭は畳が数畳敷ける程度の広さ。

自然の浸食でできた巨大な花崗岩のトンネル・石門
人が余裕で通れ、岩と岩の間はわずかに離れている。

石門

長田円右衛門の碑
昇仙峡の道を江戸時代後期に切り開いた長田円右衛門。
1843(天保14)年、昇仙峡周辺に暮らす人々の生活向上がきっかけだが、多くの人が昇仙峡を訪れるようになった。
中央線開通後、与謝野晶子、芥川龍之介、伊藤左千夫など文人達も訪れ、その歌や句により名がさらに広がった。


昇仙橋から見た渓谷
昇仙橋を渡ると激しい水の音がしてきた。
仙娥滝(せんがたき)だ。

仙娥滝
地殻変動で生じた断層を落下しており、高さ30m。
夏の夜には滝のライトアップがされ、紅葉は見頃が10月下旬から11月上旬頃。
付近は禁漁区で、天然のイワナやヤマメがよく生息している。

仙娥滝の上
滝の上に出ると、すぐ土産物店街。
バス終点「昇仙峡滝上」やロープウェイ乗り場も近い。

甲府駅から約12km、車で約25分。
甲府駅からのバスもあり、「昇仙峡口」までは所要29分程。
バスの終点「昇仙峡滝上」(所要48分程)から渓谷を下ることもできるが、
迫力ある美しい風景をより楽しむには上りコースがおすすめ。




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