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4世代現役 歴史刻むトンネル
宇津ノ谷隧道
静岡県静岡市駿河区・藤枝市岡部町

201916日制作

明治のトンネル・静岡側
静岡市と藤枝市の境、宇津ノ谷峠を抜けるトンネル。
旧東海道も通る交通の要所で、明治から平成にかけて4世代、4つの現役トンネルがある。



明治のトンネル藤枝側
最も古いものは、明治初期の1876(明治9)年に開通。開通時は、日本初の有料トンネルでもあった。
当初のトンネルは大部分が木材の支えによる造りでカンテラ照明。
1896(明治29)年に火災で一部崩落、1904(明治37)年に現在の煉瓦で固めた姿に生まれ変わって再開通した。
長さ203m、幅4.0m、高さ3.9m。現在では、明治のトンネルと呼ばれている。
「明治宇津ノ谷隧道」として現役トンネル初の国の登録有形文化財。

明治のトンネル内部

藤枝側

静岡側


トンネル側から見た宇津ノ谷集落

宇津ノ谷集落内旧東海道


大正のトンネル
1930(昭和5)年開通の宇津ノ谷隧道。長さ227m、幅7.3m、高さ4.4m。
着工が大正時代のため通称「大正のトンネル」、または竣工時に合わせ「昭和第一トンネル」と呼ばれる。
大型車がすれ違える先進的な規格。現在は県道208号線。

平成のトンネル(左側)と昭和のトンネル(右側)
1959(昭和34)年開通の新宇津ノ谷隧道(通称「昭和のトンネル」または「昭和第二トンネル」)は、現国道1号線の上り。
1998(平成10)年開通の平成宇津ノ谷トンネル(通称「平成のトンネル」)は、現国道1号線の下り。
昭和のトンネルは長さ844m、幅9.0m、高さ6.6mで、平成のトンネルは長さ881m、幅11.3m、高さ6.6m。

蔦の細道公園
宇津ノ谷峠は標高151m、中世から交通の要衝。
平安時代の道(蔦の細道)から現在の国道1号まで、これまでの道すべてが通行できる状態で残っている。
東海道宇津ノ谷峠越」として国の史跡。
藤枝側の蔦の細道沿いには、蔦の細道公園が整備されている。

現地の案内板

現地の案内板

現地の案内板

明治のトンネル




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