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ボンネットバス復活運行の先駆け
伊豆の踊子号
東海バス
静岡県伊豆市

201795日制作

伊豆の踊子号
伊豆半島を網羅するオレンジ色のバス・東海バス。
中伊豆を走る新東海バスには、1台のクラシックなバスがある。
今となっては貴重なボンネットバス「伊豆の踊子」号だ。






現役時代
1964(昭和39)年製造、いすゞBXD30。
伊豆の山々、特に天城峠を越えて走る「天城線」用として製造されたうちの1台。
座席は29席(定員49名)。
長年天城の顔として走ってきたが、1972(昭和47)年頃一旦現役を引退。
その後は「教習車」として使用され、多くの運転士や整備士を育成してきた。

踊子姿の車掌さん
1976(昭和51)年、伊豆の観光活性化の一環として修善寺駅〜七滝口〜河津駅間に「伊豆の踊子」号として観光運転を開始。
絣に黄八丈の着物を着た踊り子姿の車掌さんが乗務した。
「伊豆の踊子」号はたちまち大人気。
ボンネットバス復活運行が全国各地へ広がる火付け役となった。

伊豆の踊子2号
修善寺営業所の1台だけでは足りず、鞆鉄道(広島県)のボンネットバスを購入し「伊豆の踊子2号」として稲取営業所で走らせた。
2号は1995(平成7)年に引退したが、エンジンが1号に載せ換えられた。
1号は天城峠越えの路線バスとして、3〜11月の日曜祝日(夏休み期間中は運休)に運転された。
しかし、部品確保が困難で老朽化も心配で、天城峠を越えない修善寺駅〜昭和の森会館間で運転に変更。
現在では定期運用こそないものの、イベント運行や団体貸切などで活躍している。


昔懐かしの方向指示器「アポロ」
このバスを見るうえで欠かせないのが、方向指示器。
通称「アポロ」と呼ばれ、曲がる方向にガチャンとレバーが出る。
現在は法令上、ウインカーの設置が義務付けられているが、このバスでは昔ながらの「アポロ」も併用されている。


エンジンルーム
夏は暖房完備?
エンジンは前方のボンネット内部にあり、夏は車内がサウナ状態。
よって、真夏日は運休となる。


運転台
今のバスとは違うハンドル操作のコツが必要。
それだけ長年、愛されて大切にされてきたバスである。


後ろから

車内

車内「私の経歴」
<貸切>
中伊豆(修善寺地区) 1日ワンマン貸切ができる。 
※古いため、営業地区外や山岳路線の運行は不可。
60,000〜70,000円(税別)
新東海バス 0558-72-1841




おでかけの際は最新情報をお確かめください。

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