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個性いっぱい
国内最古のケーブルカー
生駒ケーブル
奈良県生駒市

2018316日制作
近鉄奈良線「生駒駅」で下車すぐの「鳥居前駅」からケーブルカーの旅が始まる。
路線は、鳥居前駅〜宝山寺駅の宝山寺線、宝山寺駅〜生駒山上駅の山上線の2区間。
個性がいくつもある魅力的な路線だ。



ブル
日本最古の現役ケーブル線
宝山寺線の開業は1918(大正7)年で、100年の歴史がある。宝山寺参拝に楽しみが増えた。
山上線も1929(昭和4)年開業と古い。山上遊園地へのアクセス手段となった。
そして、2区間全線乗車するために、宝山寺駅で乗り換えが必要となるのも特徴。
開業時は、大阪電気軌道(近鉄の前身)の関連会社・生駒鋼索鉄道によって開通した。
後に、生駒鋼索鉄道は大阪電気軌道に合併、同社の生駒鋼索線となった。
大阪電気軌道は開業直後の資金難で、宝山寺から賽銭を融通してもらった恩があり、ケーブルカーを敷設したとも言われている。

ミケ

ミケの車内

ミケの車内
かわいいケーブルカー「ブル」と「ミケ」
現在の宝山寺線には、愛くるしい「ブル」と「ミケ」が走っている。国内初のキャラクターのケーブルカーだ。
「ブル」は、車掌の帽子をかぶった犬(ブルドッグ)で、「ミケ」は、双眼鏡で景色を覗いた三毛猫。
ミケの車内では「ねこふんじゃった」が流れ、案内の声もかわいい。すれ違う時には、鳴き声を鳴らす。(通勤時間帯などは行わない)

すずらん

白樺
国内唯一の複線ケーブルカー
宝山寺線には2号線もあり、国内唯一の複線のケーブルカーとなっている。
当然、中間のすれ違い区間では線路が4本となる。
朱色と白の「すずらん」と、青と白の「白樺」がある。
「白樺」だけ漢字書きなのは、ひらがなで右から読むと「ばからし」と読めるからという。
2車両は通常は運行しておらず、大晦日(終夜運転)や夏休みなどの繁忙期に活躍する。
1953(昭和28)年製造で、国内最古の現役ケーブルカー

宝山寺駅
通勤通学利用も多いケーブルカー
宝山寺線は沿線に住宅が多く、通勤通学など生活利用も多い珍しい路線。
そのため、朝6時台前半から23時台後半まで運行されている。
踏み切りのあるケーブル線
2区間合わせて、踏切が5ヶ所もある。さらに、宝山寺線のすれ違い区間にある踏切は自動車も通行できる。
踏切が開いていても、ケーブルカー運行中はロープが動いており、「足元に注意」の看板が掲出されている。

2つの種別があるケーブルカー
山上線には、「ドレミ」号と「スイート」号という2台のケーブルカーが活躍。
全長1.1kmで宝山寺線(0.9km)より長く、途中駅が2つある。
全駅停車の「普通」に加え、臨時便などでは通過する「直行」という種別も運行されている。

ケーブルカーの車輪展示(宝山寺駅)
ケーブルカーは2種類の車輪により、進む方向が決まる仕組み。

鳥居前駅




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