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水揚げ日本一の魚を工夫したネタ
ふかひれ寿司
あさひ鮨
宮城県気仙沼市

20161219日制作
漁港で知られた港町・宮城県気仙沼市。
2011(平成23)年の東日本大震災で大きな打撃を受けたが、今では少しずつ復興を果たしつつある。
町中の中心にあるのが、「気仙沼復興商店街 紫市場」。
プレハブ造りの店舗が立ち並ぶ市場で、飲食店から法律事務所まで様々な業種が集う。
その中の「西市場」の一角にあるのが「あさひ鮨」。
創業49年を迎える老舗で、気仙沼のご当地グルメ「ふかひれ寿司」元祖でもある。





気仙沼は、ふかひれの原料となるヨシキリザメの水揚げが日本一。
ふかひれは、国内各地はもちろん、本場中国へも輸出されている。
サメの肉は「はんぺん」などの練り物の材料に、ヒレが「ふかひれ」に活用されている。

ふかひれ寿司
ふかひれ自体には味はなく、多くは中華料理でお馴染みの「ふかひれスープ」」などで食べられてきた。
それを違う形で食べて頂こうと、ご主人が工夫を凝らし、1986(昭和61)年に生まれたのが「ふかひれ寿司」。
琥珀色に煮込んで糸状になったふかひれを軍艦巻きにしたもの。
復興スペシャル」(お吸物付・1,500円)などで出会える。
このメニューでは、ふかひれと共に、イクラ、ネギトロ、玉子焼き、タコ、イカ、サーモン、甘エビ、マグロ、エンガワが味わえる。

復興スペシャル
「ふかひれとイクラには味が付いていますので、何もつけずにお召し上がりください。」と教えてくれた。
まずは、ふかひれ寿司を。
特有のプリプリ感がたまらない。
秘伝の味付けが、ふかひれの持ち味を十二分に活かしている。
これだけでも、気仙沼に来た甲斐があったと思う程だ。
他のネタも、素材の持つ美味しさを堪能できた。
現在は仙台市2ヶ所と古川、一関に支店を出すほどの盛況ぶり。
東日本大震災では気仙沼本店が壊滅的な被害を受けたが、
同年12月には、紫市場内に仮設店舗で復活できた。
各地から送られた激励のメッセージが飾られていた。
話好きなご主人の人柄を示しているようだ。
「来年(2017年)5月には、新しい店舗で50周年を迎えたい」
ご主人の言葉が、強く胸に響いた。




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