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活躍当時が甦るハマの市電
横浜市電保存館
神奈川県横浜市磯子区

2017215日制作
1972(昭和47)年3月31日に歴史を閉じた横浜市電。
1904(明治37)年の開通から70年間近くも市民の足として活躍した。
そこで、翌1973(昭和48)年に滝頭車両工場跡地に保存館が開館。
現在の市営住宅1階には1983(昭和58)年に引っ越し。
幾度かの改装を経て、今年2017年1月末にリニューアルオープンした。
今回のリニューアルで追加された歴史展示コーナーは「横浜の発展と交通」がテーマ。





横浜を走っていた7両の市電車両が展示され、停留所標識や線路の敷石なども当時のままに再現されている。

523号電車
1928(昭和3)年に一気に60両が導入された、戦前の横浜市電を代表する単車。
1969(昭和44)年まで活躍。
博物館では、登場当時の姿に復刻されて展示されている。

1007号電車
1928(昭和3)年に20両が導入された、横浜市電初のボギー車。
真ん中のドアの幾度かの改造を経て、1969(昭和44)年まで活躍した。
塗装は横浜市電末期の「クリームに青帯」塗装となっている。

1104号電車
1936(昭和11)年に5両が導入された中型ボギー車。
登場当時は車内にクロスシートを3脚ずつ設け、「ロマンスカー」として活躍した。
1967(昭和42)年にはワンマン改造され、市電最後の日まで走った。

1311号電車
戦後の1947(昭和22)年に輸送力強化のため、30両が導入された。
ドアの配置が特殊で、最後の「ツーマン車」となった。
1971(昭和46)年に廃車。

1510号電車
1951(昭和26)年に20両が導入された。
スマートな流線型で台車に防震ゴムを取り入れ、乗り心地も工夫されている。
横浜市電最後の日まで走った。


1601号電車の側面の系統板
1601号電車
800型電車の代替として1957(昭和32)年に導入された最後の新型中型ボギー車。
ドアが4枚折戸となっているのが特徴で、バスの様に乗降口が前と中間に集約されているのが特徴。

無蓋貨車10号車
大正時代、本牧にあったキリンビールの工場からビールを運ぶために使用された貨車の1両。
戦後に電動貨車へ改造され、レールや敷石を運ぶのに使用された。

歴史展示コーナー
横浜市電を中心とした横浜の都市交通の歩みを、都市横浜の成り立ちと重ねながら紹介している。

鉄道ジオラマ
横浜の街を背景に、地下鉄、私鉄、JRのOゲージ鉄道模型が縦横に走っている。
また、昭和30年代の横浜を背景に市電の模型車両も走っているのも特徴。
1日に数回、運転実演があるが、一部の車両はコイン式で運転できる。
Nゲージレイアウト
コイン式で、Nゲージ鉄道模型の運転体験ができる。


市電シミュレーター
3Gで再現された横浜の街の中を走る市電の運転体験ができる。無料。

吉村コレクション
会社社長だった故・吉村栄氏がおよそ40年かけて制作、収集していたOゲージの鉄道模型コレクションを展示。
生前には鉄道模型の大レイアウトを市内に保有し、子供たちを集めて運転していた。
蒸気機関車43両などの車両は「子供たちに夢を」と故人の遺志で、横浜市に寄贈された。

休憩コーナー
無蓋貨車10号車の前は休憩コーナーとなっており、休憩や飲食に利用できる。
飲み物、軽食、アイスクリームの自動販売機あり。


展示品

入口の記念撮影用ボード

保存館外観

<博物館データ>
*開館時間 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
*休館日 月曜日(祝日の場合は翌日。春休み・夏休み・冬休み期間中は無休)、年末年始(12/29〜1/3)
*入場料 高校生以上 300円、3歳から中学生 100円
尚、Suica、Pasomoなどの交通系ICカードで市営バスを利用して来館、もしくは「市営バス1日乗車券」で来館の場合は、高校生以上200円、3歳から中学生50円になる。

<アクセス>
*横浜市営地下鉄「吉野町」駅から市営バス113系統磯子駅行き・156系統滝頭行きで約7分、「滝頭」下車徒歩約3分。
*横浜市営地下鉄「阪東橋」駅から市営バス68系統・102系統滝頭行きで約10分、「滝頭」下車徒歩約3分。
*JR「根岸」駅から市営バス21系統市電保存館行き・78系統磯子駅行・133系統上大岡駅行きで約7分、「市電保存館前」下車すぐ。





おでかけの際は最新情報をお確かめください。

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