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馬が線路の客車を引く
珍しい乗り物
馬車鉄道
北海道開拓の村
北海道札幌市厚別区

20161112日制作

昔、全国へ普及した馬車鉄道。
現在も活躍しているのは、全国で2ヶ所のみ。
そのひとつが、北海道開拓の村の「馬車鉄道」だ。






北海道で馬車鉄道は、明治から昭和初期にかけて利用された。
ここの客車は、札幌を運行していたものを再現。
4月中旬〜11月頃に観光運転を行っている。
客車を引くのは道産子(北海道和種馬)という品種の馬で、寒さの厳しい北海道で生きてきた。


旧浦河支庁庁舎
馬車鉄道は市街地群の旧浦河支庁庁舎の前と、農村群の旧ソーケシュオマベツ駅逓所前の間を走る。
線路の長さは約500mで国内最長。
ルート沿いには貴重な建物群が並び、開拓時代の日常風景を感じることができる。

旧来正旅館
乗り場のすぐ前には「駅前」に相応しく、かつての駅前旅館「旧来正旅館」が建っている。
宗谷本線「永山」駅前にあった1919(大正7)年築の旅館兼待合所だ。
中は帳場や厨(台所)などが再現されており、1階では昔懐かしの駄菓子などを売っている。

その隣には「旧三升河本そば屋」と「旧武井商店酒造部」があり、繁華街の駅前が再現されている。
旧三升河本そば屋(さんますかわもとそばや)
かつて小樽の町にあったそば屋で、主屋は1909(明治42)年頃に建造された。
ここも1階部分が公開されていて賑やかだった時代を思い出させてくれる。

旧武井商店酒造部
旧武井商店酒造部も明治時代の建築。
戦前まで「松の露」や「玉の川」などの酒を造り、道民に親しまれていた。
かつての酒蔵などが見学できる。

馬車鉄道は、目抜き通りの真ん中を堂々と走っていく。
今の感覚では「のんびりした速度」だが、当時は「速い乗物」だった。

煉瓦造りの交番
線路沿いに赤煉瓦造りの交番がある。
札幌の創成橋に建てられていた旧札幌警察署南一条巡査派出所だ。
煉瓦造りの建物と馬車鉄道、とても似合う。

12月〜3月の土日祝日と札幌雪まつり期間中は「馬そり」が走る。
雪の多い北海道では、荷物の運搬や人の移動など暮らしには欠かせなかった。
馬車鉄道と馬そりは、「北海道遺産」に指定されている。

「北海道開拓の村」は、北海道の昔の建物が立ち並ぶ野外博物館。
敷地は54haと広く、市街地群、漁村群、農村群、山村群の4つで構成。
52棟の歴史的建造物が復元されている。

管理棟(旧札幌停車場)
入口ゲートの建物は「札幌停車場(後の札幌駅)」の正面外観を縮小再現したもの。
実際の建物は1908(明治41)年築で、1952(昭和27)年まで使用されていた。


村内の看板より
<交通>
JR「新札幌」駅から路線バスで約20分。
道央自動車道「大谷地IC」より約6.8km、車で約15分。
 ※出口は上り線(千歳方面)のみ。
同「新札幌IC」より約7.6km、車で約17分。




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