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北海道の鉄道車両が一堂に
小樽市総合博物館 本館
北海道小樽市手宮

2016426日制作

C12-6
小樽市手宮。そこは北海道の鉄道発祥の地だ。
1882(明治15)年に小樽〜幌内間で開業した幌内鉄道が北海道最初の鉄道で、小樽のターミナルが手宮だった。
幌内炭鉱で産出される良質の石炭を小樽港に運ぶため、米国人鉄道技師・クロフォードの指導を受けて建設した。
長い間、石炭や旅客輸送に活躍し、1987(昭和62)年に全線廃止となった。
旧手宮線・手宮駅の構内敷地を利用して、北海道の鉄道を中心とした展示の「小樽交通記念館」があった。
そして2007(平成19)年に、「小樽市博物館」と「小樽市青少年科学技術館」の機能を統合して「小樽市総合博物館」となった。
尚、「小樽市博物館」は現在は同館の「運河館」として営業している。
鉄道・科学・歴史館蒸気機関車記念館鉄道車輌保存館屋外展示場で構成されている。



小樽市総合博物館ゲート

小樽市総合博物館入口
◆館内展示◆
蒸気機関車「しづか」号
1885(明治18)年に、幌内鉄道がアメリカのH.Kポーター社から6番目に輸入した蒸気機関車。
正面のカウキャッチャーや「ダイヤモンド・ストック」と呼ばれる独特の形の煙突が印象的。アメリカ生まれを感じさせる。
引退後は準鉄道記念物第1号に指定され、館内で大切に展示されている。
1等客車「い1号車」
1892(明治25)年、アメリカからの輸入客車をモデルに北海道炭礦鉄道手宮工場で製造された特等客車。
車内にはソファーがあり、ゆったりとした車内で「貴賓車」として使用。
鉄道院(国鉄の明治時代の呼び名)から定山渓鉄道(現在は廃止)に譲渡された。
引退後は準鉄道記念物第3号に指定され、登場時の姿に再現されて展示されている。

い1号客車車内




◆屋外展示◆

キハ82-1

キシ80-34
キハ82-1号+キシ80-34号
函館〜札幌間を山線(函館本線)経由で走っていたディーゼル特急「北海」に使用されていた特急用気動車。
かつての車内もそのままに見学することが可能。
また食堂車「キシ80-34」はフリースペースとなっており、ここでお弁当を広げることができる。

マニ30-2012外観

マニ30-2012車内(現金輸送庫)

マニ30-2012車内(乗組員室)
「鉄道版現金輸送車」マニ30-2012号車
この博物館のある意味目玉展示。
全国の日本銀行各支店に現金を円滑かつ安全に届けるために使用されていた。
運ぶものがものであるため、連結列車のダイヤは極秘情報。
また、日銀の職員や警備職員が添乗するため、リクライニングシートや寝台、給湯室を備えていた「居住室」まで設置されていた。

キハユニ25-1
「郵便荷物合造車」キハユニ25-1
国鉄の普通列車用気動車・キハ20形の郵便室・荷物室と一般客室を1両にまとめた気動車で、全部で7両がつくられた。
この車両は国鉄末期の郵便輸送、荷物輸送の終焉の時まで走り、現存しているのはこの1両のみ。
前から運転台、荷物室、区分室、郵袋室、一般客室となっている。

キハ22-56
「北海道の顔」キハ22-56
1959(昭和34)年製造の一般型気動車。
キハ22形は極寒冷地仕様の北海道専用車両で、幹線からローカル線にわたって幅広く使用された。
北海道各地にこのキハ22形の保存展示は多いが、赤とクリームの「国鉄一般色」で展示されているのは、ここ小樽市総合博物館のみ。

キハ56-23
「最初で最後の北海道専用急行気動車」キハ56-23
1961(昭和36)年、本州用急行型気動車・キハ58形を二重窓などの「寒冷地仕様」にしたもの。
急行「すずらん」や「ちとせ」などで快速ぶりを見せつけたエース。

他にも、蒸気機関車4両、電気機関車2両、ディーゼル機関車6両などが展示されている。
北海道ということもあり、特にディーゼルカーの展示が他の鉄道系博物館に比べて充実しているのが特徴。

ED75-501

キハ03形レールバス

屋外展示

屋外展示

レンガ造りの機関庫

小樽市総合博物館(運河館内部)
★施設情報★
<入館料>
高校生以上 本館 400円、運河館 300円、共通券 500円(本館、運河館、重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店のうち2館に入館可能)
<営業時間>
9時半〜17時(本館・運河館とも)
<休館日>
毎週火曜日(祝日の場合は翌日)運河館は無休。
※本館の屋外展示は、冬季休館あり。




おでかけの際は最新情報をお確かめください。

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