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動く文化遺産 日本最古の現役電車
デハ101号
上毛電気鉄道
群馬県前橋市・桐生市

20161220日制作

大胡電車庫でのデハ101(貫通側)
群馬県前橋市の中心部「中央前橋駅」と、桐生市の「西桐生駅」の25.4kmを結ぶ上毛電気鉄道。
日本最古の現役電車「デハ101」が、今でもイベント用で走っている。






大胡電車庫でのデハ101(非貫通側)
日本最古の現役電車に相応しく、チョコレート色に塗られており、その風格は抜群。
この電車の誕生は1928(昭和3)年の上毛電気鉄道開業時で、まもなく御年80歳を迎えることになる。
このシリーズの電車は合計6両が製造され、長年にわたって上毛電鉄の主役として活躍してきた。
老朽化により仲間は引退したり、車体の更新改造を受けたりしてきた。
その中でデハ101と104は、当時の貨物列車や工事用列車を牽引する「電気機関車」としての役割も果たした。
そして、平成の時代にまで現役として活躍してきた。
デハ104号車は1997(平成9)年に長期休車の後に廃車となったが、解体は免れた。
現在では大胡電車庫の中に静態保存され、車庫公開時には車内の見学もできる。


デハ101と700型電車
デハ101号車は何回か塗装変更はあったものの、登場時の姿そのままで活躍。
塗装も製造当時の「チョコレート色」一色に復元された。
工事用列車の機関車や、イベント列車として活躍し、現在に至る。
そして、デハ101と104は「群馬県近代化遺産」に登録された。


大胡駅
デハ101に乗ってきました
出発は大胡(おおご)駅。
駅舎や車庫が国の有形登録文化財という歴史的な駅だ。
さあ、電車が入線してきた。
ウイ〜ンと吊り掛けモーター独特の重厚音がたまらない。

デハ101運転台
ドアが開き、お待ちかねの車内へ。
車内はニス塗りで復元され、つり革は木製という当時のこだわり。
昭和初期を思わせる吊り広告が再現されていた。

デハ101車内

デハ101車内のつり広告
ドアが閉まり、いよいよ出発進行
運転台の機器は今とは違ってアナログで、運転士の経験と勘がものをいう。
速度が上がっていくと、吊り掛けモーターの唸る音も最高潮。
鉄道ファンにとっては最高の雰囲気だ。
沿線では、ファンや沿線の方達がカメラやスマホを向けていた。
皆さんに手を振るかのように、モーターの唸りを響かせた。

デハ101製造銘板
このデハ101号電車は、貸切もできる。1乗車100,000円。
コースは、大胡駅からまず西へ。
中央前橋駅で折り返し、大胡駅を通って西桐生駅で折り返し大胡駅へ戻ってくる。
貸切では、特製の記念乗車証がプレゼントされる。
さらに、国の登録有形文化財「大胡電車庫」の見学もできる。
車内で生ビールを味わえる「ビール電車」として走らせることもできる。
<貸切列車連絡先>
総務部 貸切担当(027)231-3597
また、大胡電車庫見学のみもできる。(要予約)
<車庫見学連絡先> 本社(027)231-3597

大胡電車庫

大胡電車庫でのデハ104




おでかけの際は最新情報をお確かめください。

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