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名作の世界を再現
レトロな路面列車 |
坊っちゃん列車 |
伊予鉄道 |
愛媛県松山市 |
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2016年12月1日制作
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松山市駅到着 |
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夏目漱石の名作「坊っちゃん」に出てくる「マッチ箱のような列車」。
それを再現した観光列車、その名も「坊っちゃん列車」が松山を走っている。 |
松山市駅前で待っていると、蒸気機関車が客車を牽引した「レトロ列車」が到着。
見た目は「蒸気機関車」だが、実際は軽油で走るディーゼル機関車。 |
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乗客を降ろすと、方向転換作業が始まった。
まずは、客車と機関車を切り離し。 一般的にはターンテーブル(転車台)があって、そこで機関車の方向を転換するのだが、ここ松山市駅にはその様な設備はなし。 果たして、どのようにして方向転換をするのだろうか? |

方向転換中の「坊っちゃん列車」機関車 |
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機関車の前方を少しだけひょいと持ち上げ、後部台車を軸にして回転させた。
これは見事な工夫だ! |

松山市駅で入れ替え中 |
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方向転換を無事終え、機関車は車掌が転線させた客車と再度連結し、バックで乗り場へと入ってきた。 |

連結作業 |
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機関車のナンバーは「14」。 すなわち「伊予鉄(いよてつ)」だから「14(いよ)」なのである。 この列車に乗車するためには、大人800円の料金が必要である。(「市内電車一日乗車券」などでは乗れない) |
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市内電車と並ぶ「坊っちゃん列車」 |
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客車内 |
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その昔、実際の蒸気機関車が鳴らした様な汽笛を響かせて、「坊っちゃん列車」は松山市駅を後にした。
「坊っちゃん列車」の歴史は古く、1887(明治10)年、四国初の鉄道として松山〜三津間が開通したものである。 |
その時代に走っていて、夏目漱石の「坊っちゃん」にも登場した列車を、2001(平成13)年に再現したのが「坊っちゃん列車」である。 |
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大街道電停に差し掛かる |
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松山市駅を出ると、「坊っちゃん列車」は「大街道」電停のみに停車する急行運転で、道後温泉へと向かう。
客車の車内は木目調で、明治の昔を彷彿とさせてくれる感じだった。 |
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道後温泉駅で入れ替え中 |
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急行運転とはいうものの、のんびりと市内を走って約20分で終着駅・道後温泉駅に到着。 ここでは乗客を降ろすと、その先の折り返し線で方向転換。 |

道後温泉の展示線にて |
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そして、客車を従えて、駅前広場前に設けられた展示線へと停車する。
ここで折り返しまで、写真撮影などの観光用に待機する。 |

道後温泉駅舎と「坊っちゃん列車」 |
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松山市内で「坊っちゃん列車」は他にもある。 |

梅津寺公園の「坊っちゃん列車」 |
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まずは、伊予鉄高浜線「梅津寺」駅にある梅津寺公園。
伊予鉄1号機関車とレプリカの客車が保存されており、機関車は「鉄道記念物」にも指定されている。 |
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子規堂の「坊っちゃん列車」 |
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松山市駅近くの「子規堂」には「坊っちゃん列車」の客車が展示保存されており、
その近くの伊予鉄本社前には機関車のレプリカが飾られている。 |

伊予鉄本社前の「坊っちゃん列車」(レプリカ) |
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