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名作の世界を再現
レトロな路面列車
坊っちゃん列車
伊予鉄道
愛媛県松山市

2016121日制作

松山市駅到着
夏目漱石の名作「坊っちゃん」に出てくる「マッチ箱のような列車」。
それを再現した観光列車、その名も「坊っちゃん列車」が松山を走っている。
松山市駅前で待っていると、蒸気機関車が客車を牽引した「レトロ列車」が到着。
見た目は「蒸気機関車」だが、実際は軽油で走るディーゼル機関車。





乗客を降ろすと、方向転換作業が始まった。
まずは、客車と機関車を切り離し。
一般的にはターンテーブル(転車台)があって、そこで機関車の方向を転換するのだが、ここ松山市駅にはその様な設備はなし。
果たして、どのようにして方向転換をするのだろうか?

方向転換中の「坊っちゃん列車」機関車
機関車の前方を少しだけひょいと持ち上げ、後部台車を軸にして回転させた。
これは見事な工夫だ!

松山市駅で入れ替え中
方向転換を無事終え、機関車は車掌が転線させた客車と再度連結し、バックで乗り場へと入ってきた。

連結作業
機関車のナンバーは「14」。
すなわち「伊予鉄(いよてつ)」だから「14(いよ)」なのである。
この列車に乗車するためには、大人800円の料金が必要である。(「市内電車一日乗車券」などでは乗れない)

市内電車と並ぶ「坊っちゃん列車」

客車内
その昔、実際の蒸気機関車が鳴らした様な汽笛を響かせて、「坊っちゃん列車」は松山市駅を後にした。
「坊っちゃん列車」の歴史は古く、1887(明治10)年、四国初の鉄道として松山〜三津間が開通したものである。
その時代に走っていて、夏目漱石の「坊っちゃん」にも登場した列車を、2001(平成13)年に再現したのが「坊っちゃん列車」である。

大街道電停に差し掛かる
松山市駅を出ると、「坊っちゃん列車」は「大街道」電停のみに停車する急行運転で、道後温泉へと向かう。
客車の車内は木目調で、明治の昔を彷彿とさせてくれる感じだった。

道後温泉駅で入れ替え中
急行運転とはいうものの、のんびりと市内を走って約20分で終着駅・道後温泉駅に到着。
ここでは乗客を降ろすと、その先の折り返し線で方向転換。

道後温泉の展示線にて
そして、客車を従えて、駅前広場前に設けられた展示線へと停車する。
ここで折り返しまで、写真撮影などの観光用に待機する。

道後温泉駅舎と「坊っちゃん列車」

松山市内で「坊っちゃん列車」は他にもある。

梅津寺公園の「坊っちゃん列車」
まずは、伊予鉄高浜線「梅津寺」駅にある梅津寺公園
伊予鉄1号機関車とレプリカの客車が保存されており、機関車は「鉄道記念物」にも指定されている。

子規堂の「坊っちゃん列車」
松山市駅近くの「子規堂」には「坊っちゃん列車」の客車が展示保存されており、
その近くの伊予鉄本社前には機関車のレプリカが飾られている。

伊予鉄本社前の「坊っちゃん列車」(レプリカ)




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